No.2
どうも。
僕です。
更新頻度が悪い!なんて言った側からこんなに更新していると、皆様から「本当は櫻井、暇なのではないか?」と言った声が上がりそうですが…。
暇ではない!!!!…が、忙し過ぎるわけでもない!
言葉や文章はナマモノですので、書く事読む事話す事、そのどれも疎かにすると途端に拙くなってしまう様な気がします。少なくとも僕はの話ですが。
なのでこうして、誰かに見せられる状態のものを定期的に書かないと、どんどん自分の文章のキレが悪くなる。そんな気がしてしまいます。
書いても書かなくても、拙い…?
that's right!
さて、先日からとあるお仕事で寄稿をお願いされ、執筆活動に勤しんでおります。
文字数に制限のないものを書くのも大変ですが、制限があるものはやはり難しいものでして。
ここを削るとここの思いが伝わらないのではないか、ここにこの言葉を装飾したいけど、そうすると後が詰まってしまう…等、推敲に推敲を重ねております。
本来であれば、会議で執筆内容を詰めて、執筆活動に入り、それを一旦「校閲」と呼ばれる作業へお送りします。
この校閲作業には、誤字脱字等のチェックに限らず「事実に基づいているか」「不適切な表現はないか」「出典元が示されているか」の事実確認等を含んでいる為、綿密かつ重要な作業です。
僕の原稿も本来であればこの校閲に回される筈でしたが、手違いで校閲を飛ばし最終工程近くまで送られてしまったとの事。
これは非常にまずい事であり、下手すると掲載分の回収等を行わなければなりません。そうなってしまうと、多方面にご迷惑が掛かり、また大きな損害を生んでしまいます。
自宅への帰路についている途中、マネージャーくんにコンビニに寄ってもらい車内に戻ると、上記の様な事態になっているので急いで一緒に来てほしいとの事。
現場に着くと真っ青な顔してスタッフさんが駆け寄ってきてくれました。
繰り返し何度も「僕の責任です。」と口にするスタッフさん。
僕はこのお仕事をする上で何度も、全員でなにかを作り上げるという事を繰り返して生きてきました。
コンサート然り、ドラマ然り、番組然り。様々なものは誰かの力を全員が借りて、時に貸して作り上げる物だと思っています。
それはどの仕事に対しても同様。裏を返せば、僕の中に「誰か1人の責任で」なんて事は存在しません。
同時に、起きてしまったことに対して悔いてる暇など有りません。
真っ青な顔して、泣きそうになりながら謝罪してる方を責めても時間は戻らないし、これだけの責任感があれば同じ事を繰り返す可能性は低いでしょう。人間ですから、ゼロなんかじゃありませんが。
ここは!寄稿した身として、スタッフさんを鼓舞していかなければ!と。熱い気持ちを語った訳です。
えいえいおー!まで言いました。直近で観たドラマが信長公記だったので。勝鬨を上げたわけです。
チラリと目の端に映るマネージャーくんを見ると、なにやら俯いて肩を震わせています。
「感動してる…!」きっと、僕の熱い思いが伝わったのでしょう。サポートを受けているタレントとして、マネージャーに感動して貰えるなんてこんな良き事、中々ありません。
マネージャーくんにそっと近寄り、肩をポンと叩いて「ここから長くなりそうだから、申し訳無いけど軽食持ってきてもらって良い?」と伝えた折。
マネージャーくん「櫻井さん、口の端…チョコ、付いてます。」
ん…?
そこでふと思い出します、先程のコンビニ。
残暑厳しい暑さでしたので、某板チョコアイスを購入し、車内で食べていたのです。
急いで食わなきゃ!とかぶりついた覚えもあります。
口の端のチョコがオーバーリップの様になっていて、僕の顔はさながらジョーカーの様だった。とマネージャーくんは語ります。
苦しかったでしょう、マネージャーくん含む現場の皆さん。
恥ずかしさをグッと堪えながら
「早急にウエットティッシュもお願い。」
と伝えました。
皆さんも人前に出る時は鏡前チェック忘れずに。
2代目ジョーカーは貴方かもしれません…。(怖い)
2022年9月27日
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